無料で始める、産学連携プロジェクト
本プロジェクトでは、産学連携に関する企業の活動を、無料でサポートしています。
- 「大学と共同研究したい企業」を広く募集しています。
- 文献ラボ作成の「論文から着想した事業・技術アイデア」を叩き台に議論スタート（もちろん、貴社のアイデアからスタートすることも、歓迎しています）
- 小規模な産学連携プロジェクト（※１）の初期費用（大学の学術指導料、研究成果有体物契約、共同研究で小規模なもの）を、事務局が負担します（※２）。
- 本プロジェクトは、京都府 商工労働観光部 産業振興課から文献ラボが委託を受けて運営されており、事務局は産業振興課と文献ラボで構成されています。
※１：画像・映像・３D・AIに関連する分野を対象としています。これら分野と他分野を掛け合わせた幅広いテーマ（例：画像×精密機器）も対象です。
※２：初期費用の負担は、企業または大学のいずれかが京都府内に拠点を有する場合に限ります。また、複数の企業から応募をいただいた場合は、先行状況や検討内容を踏まえて、支援対象を限定させていただく場合があります。あらかじめご了承ください。
本プロジェクトにご関心のある方は、
以下のフォームよりご連絡ください。
プロジェクト概要
立ち上げの背景
大学と企業が手を組み、新たな製品やサービス、社会的価値を創出していく「産学連携」。これは、技術革新や社会課題の解決に向けた大切なアプローチです。大学にとっては研究成果の社会実装の機会となり、企業にとっては自社だけでは到達しにくい独創的な技術やアイデアに触れるチャンスになります。結果として、将来的な競争力の源泉ともなり得る取り組みです。
一方で、実際の連携に至るまでには、いくつかの障壁があります。たとえば、大学の研究が企業のニーズと合致するかどうかは、事前には明確でないことが多く、実現可能性や事業性の評価には、検証フェーズが欠かせません。この初期段階では、研究者と企業が意見交換を重ねながら、相互の目的や視点を擦り合わせていくプロセスが求められます。
しかし、そのような検討フェーズにも費用や時間がかかるため、実際には最初の一歩が踏み出されずに構想が立ち消えてしまう例も少なくありません。私たちは、こうした状況を変えるため、企業が大学とスムーズに協働を開始できるよう、初期フェーズの支援に特化した産学連携プロジェクトを立ち上げました。
本プロジェクトでは、大学の研究成果から着想した技術・事業アイデアを、事務局から企業に提示し、それを「たたき台」として、共同研究の方向性をアイディエーションします。そして、その方向性を踏まえて、ミーティングや連携の組成を支援します。さらに、初期段階に必要な費用（例：学術指導料、研究成果有体物の使用契約、小規模な共同研究など）については、事務局が負担。費用面の不安を軽減しながら、企業と大学との協働を後押しします。
プロジェクトの流れ
企業と大学が円滑に協働を始められるよう、段階的にサポートを行います。
詳しくは、本ページ上部のフォームより、お気軽にご連絡ください。
まずは本ページ上部のフォームより、お気軽にご連絡ください。
初期段階でのご質問や相談も歓迎しております。
京都府内の論文をもとに着想した技術・事業アイデアを、打ち合わせのたたき台としてご提供します。
資料には、アイデアの概要や関連市場、研究課題の例なども含まれます。
※資料は、上部フォームご記入後に、メールでお届けいたします。
アイデアの例（タイトル抜粋）
- ストリートビュー画像の時系列変化を解析し、都市計画や商業開発に活用
- 感情解析を活用し、広告・接客・UXの最適化を支援
- 顕著性マップに基づいた視線誘導型コンテンツの生成
- 廃プリント基板の価値推定に役立つ画像識別AIの構築
- 顕微鏡画像を復元するAI×デコンボリューション技術
- バイオミメティクスとAIによる工学設計・機能設計の支援
- 画像補正と高速ドローンの融合による下水道点検の効率化
- 水中ドローンの可視光通信を高精度化するAI補正技術
※概要は、文献ラボよりお送りする資料をご確認ください。
※これらのアイデアは、あくまでも「たたき台」ですので、企業様からの「こんなことできない？」というご提案を歓迎しております。
プロジェクトにご興味をお持ちいただいた場合、文献ラボとオンラインミーティングをしましょう。
ミーティングでは、「大学との共同研究開発の方向性」をすり合わせます。
ご提示したアイデアへのフィードバックや、「このような分野も可能か？」といった逆提案なども大歓迎です。
企業様の関心分野に応じて、該当分野の研究を文献ラボがリサーチし、大学との3者面談の調整を進めます。
なお、STEP２で掲載したアイデアについては、既に関連する研究情報を調査済であり、スムーズな対応が可能です。
大学教員より、提案アイデアの連携可能性についてご意見をいただきます。
連携が難しい場合には、STEP３〜STEP４を繰り返して最適な形を探ります。
双方の合意が得られた場合、学術指導・共同研究・成果有体物契約などを通じた小規模な検証プロジェクトをスタートします。
このフェーズにおける大学側への費用を、事務局が負担いたします。
※事務局による費用支援は、企業または大学のいずれかが京都府内に拠点を有する場合に限ります。
※対象分野は、画像、映像、3D、AIを含む領域に重点を置いています。
※ただし、他分野との掛け合わせ（例：VR×人材育成、画像×宇宙）についても、歓迎しております。
※企業からの関心が多数寄せられた場合、支援対象を調整させていただくことがあります。予めご容赦ください。
検証の結果を踏まえて、連携の継続を希望される場合には、大学との共同研究契約の締結に向けて、事務局が引き続き支援します。
京都発のこの取り組みに、ぜひご参加ください。
- ご興味をお持ちいただけた企業様には、「プロジェクト概要＋アイデア集（たたき台）」をお送りします。
- ページ上部のフォームよりご連絡いただけましたら、メールにてダウンロードURLをご案内いたします。
- 研究者との面談や制度の詳細についてのご相談も、お気軽にどうぞご連絡くださいませ。
