About us

文献ラボの考え

学術情報でビジネスに彩りを増やしたい。
価値の循環構造を拡大し、学術振興を支えたい。
それらを通じて、皆さまの善き活動の一助になりたい。

 学術的な研究に基づく情報、例えば論文など、その多くは研究者が熱意をもって執筆し、創造的で、先進的で、信頼のおける情報であると文献ラボは考えています。また、それらの情報の中には、私たちの社会が直面している問題を解決に導くような情報、そのきっかけとなる情報が多く存在しています。そして、その情報を土台に研究者はまた新たに着想し、思索・実験する。そのような営みが何百年と続けれらてきています。

 他方で、ビジネスパーソンである私たちは、そのような情報を十分に活用できているでしょうか。研究職の方は――活用できている――とお答えになるでしょうが、研究職を除くビジネスパーソンにおいて日常的に論文を読んでいる人は少ないでしょう。また研究職の方でも、自身の専門分野以外の学術情報を目にする時間は限られているのではないでしょうか。

 十分に活用できていないからこそ、学術情報の営みを拝借することで、私たちの事業活動を昇華することができると、文献ラボは考えます。――専門外の情報に触れて、新たな着想が生まれた ――――信頼できる情報に基づき、事業方針を修正した ―― 事業活動の中で、そのような事象を日常的に生むということです。

 ただ、――いや、論文を探す暇も無ければ、読む暇も無いし、そもそも自社にとって有意味だとは思えない ――という意見にも同感します。つまり、文献ラボは”学術情報が読まれていない”という状況自体を問題とは考えていません。”学術情報を読み手にとって実用的なものに変換する機能”が市場に不足していること、それが問題だと考えています。

 そこで、文献ラボは情報科学の力を活用しながら、学術情報を、それぞれの企業にとって実用的な価値に変換することで、皆さまの事業・研究活動を支えます。そして、文献ラボがきっかけとなり、ビジネスと学術情報が近づき、人間と技術が結びつき、その結果としてイノベーションに発展するような、そのような機会を増やします。また、そのような機会を増やすことで、学術情報の流通上の問題点――例えば、論文投稿や購読に財務的負担がかかり、真にオープンになっていないという問題――の解決も企図しております。その問題の解決は、さらなる価値循環に結びつくはずです。

 まだ、未熟な会社ではありますが、「きっかけは文献ラボ」と言っていただけるような商品・サービスを創出し、提供してまいります。今後とも格別のご支援、ご愛好を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

代表取締役 夏目 典明

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